チャセンシダ科 Aspleniaceae

トキワトラノオ(常盤虎の尾)
Asplenium sarelii Hook. subsp. pekinense (Hance) F., P. et K.

やや日の当たる山地や路傍の岩上や石垣など生育する常緑性の多年草。コバノヒノキシダによく似ている。根茎は短く,斜上し,葉を叢生する。葉柄は長さ約 5 cm,基部につく鱗片は褐色で,その基部の背面に褐色の毛が生える。葉身は2 - 3回羽状複葉,広披針形,鋭頭,長さ 10 - 20 cm,葉質は革質で厚く,深緑色で光沢がある。羽片は6 - 12対つき,長さ1 - 2.5 cm,長さ0.5 - 1.5 mmの柄があり,中軸の溝の中央が盛り上がる。下部羽片はやや短くなり,裂片は長さの割りに幅が広く,裂片の先には数個の鋭鋸歯があり,基部はくさび形。最下羽片は小さくなり,裂片は花火状に四方に向く。胞子嚢群は楕円状 - 線形,裂片の中間に1 - 3個,互いに接近してつく。包膜は縁が不規則に波打つ。
分布:本州(東北地方南部以西)・四国・九州,沖縄本島;朝鮮半島,中国,台湾,ロシア,インド,パキスタン
Asplenium チャセンシダ属: アオガネシダ  イチョウシダ  イヌチャセンシダ  クモノスシダ  クルマシダ  コウザキシダ  コタニワタリ  コバノヒノキシダ  シマタオオニワタリ  チャセンシダ  トキワトラノオ  トラノオシダ  ヌリトラノオ  ヒノキシダ 


2-13-22 長崎市

2-13-22 長崎市

2-13-22 長崎市

2-13-22 長崎市

2-13-22 長崎市

2-13-22 長崎市

2-13-22 長崎市

2-13-22 長崎市

シダ植物  生物