チャセンシダ科　Aspleniaceae クルマシダ（車輪羊歯） Asplenium wrightii D.C.Eaton ex Hook.

山林中の湿った林床やまれに岩上に生育する常緑性の多年草。根茎は短く，直立し，鱗片をつけ，葉を叢生する。鱗片は暗褐色で格子状，基部のものは三角状披針形，上部のものほどしだいに線状披針形から線形にまで狭まる。葉柄は長さ15 - 40 cm，緑色または暗紫褐色を帯び，表面に溝がある。葉身は単羽状複生，広披針形，長さ 30 - 80 cm，幅15 - 25cm，頂羽片状のまとまりはなく，濃緑色，葉質は厚く，平滑でやわらかい。羽片は披針形で，浅裂 - 中裂し，やや鎌状に反り返り，最下羽片が最も長くなる。羽片の基部は前部がやや耳状になり，短柄がある。葉脈は叉状に1 - 2回分岐する。胞子嚢群は線形，羽軸近くからほぼ辺縁まで長く伸びる。包膜は長さ1.5 cm，辺縁に腺毛状の突起がある。 分布：本州（伊豆半島，東海以西）・四国・九州，伊豆諸島，沖縄；朝鮮半島，台湾，中国，インドシナ Asplenium チャセンシダ属： アオガネシダ　 イチョウシダ　 イヌチャセンシダ　 クモノスシダ　 クルマシダ　 コウザキシダ　 コタニワタリ　 コバノヒノキシダ　 シマタオオニワタリ　 チャセンシダ　 トキワトラノオ　 トラノオシダ　 ヌリトラノオ　 ヒノキシダ

2-21-10 雁回山，熊本県富合町	2-21-10 雁回山，熊本県富合町
2-21-10 雁回山，熊本県富合町	2-21-10 雁回山，熊本県富合町
2-21-10 雁回山，熊本県富合町	2-21-10 雁回山，熊本県富合町
2-21-10 雁回山，熊本県富合町	2-21-10 雁回山，熊本県富合町
3-21-06 津波戸山，大分県	3-21-06 津波戸山，大分県
3-21-06 津波戸山，大分県

シダ植物　 生物