チャセンシダ科 Aspleniaceae

ヌリトラノオ(塗虎の尾)
Asplenium normale D.Don

山林中のやや湿った岩上に生育する常緑性の多年草。根茎は短く斜上し,葉を叢生する。鱗片は披針形,紙質,中心は黒褐色で辺縁は褐色から暗褐色。葉柄は光沢のある紫褐色,長さ10 cm前後,表面に溝があり,基部に小さい鱗片がつく。中軸の先端近くしばしば芽を生ずる。葉身は単羽状,披針形から線状披針形,基部はわずかに狭くなり,先端へ向けてしだいに狭くなり,頂端は鋭尖頭,長さ 10 - 40 cm,幅 4.5 cm に達する。羽片は40対ほどになり,主軸に対して直角に近い角度で出て,無柄,三角状長楕円形,先端は丸く,長さ 2 cm,幅 0.6 cm。縁は浅く切れ込みが入り,基部は切り落とした形で,基部側は狭いくさび形,前側は耳状に突出している。葉脈は単生か2叉分岐をし,裂辺の先端には届かない。胞子嚢群は長楕円形,中肋と辺縁の中間に並ぶ。
分布:本州(伊豆半島以西)・四国・九州,沖縄;中国,台湾,インド,ヒマラヤからポリネシア
Asplenium チャセンシダ属: アオガネシダ  イチョウシダ  イヌチャセンシダ  クモノスシダ  クルマシダ  コウザキシダ  コタニワタリ  コバノヒノキシダ  シマタオオニワタリ  チャセンシダ  トキワトラノオ  トラノオシダ  ヌリトラノオ  ヒノキシダ 


7-13-14 暁嵐の滝 標高 30 m,大分県佐伯市

7-13-14 暁嵐の滝 標高 30 m,大分県佐伯市

7-13-14 暁嵐の滝 標高 30 m,大分県佐伯市

7-13-14 暁嵐の滝 標高 30 m,大分県佐伯市

10-14-13 石谷山 標高 290 m,佐賀県鳥栖市

10-14-13 石谷山 標高 290 m,佐賀県鳥栖市

10-14-13 石谷山 標高 290 m,佐賀県鳥栖市

10-14-13 石谷山 標高 290 m,佐賀県鳥栖市

8-20-17 二鹿峡 標高 180 m,山口県岩国市

8-20-17 二鹿峡 標高 180 m,山口県岩国市

8-20-17 二鹿峡 標高 180 m,山口県岩国市

8-20-17 二鹿峡 標高 180 m,山口県岩国市

シダ植物  生物