アオガネシダ(青金羊歯) |
山林中の樹幹や岩上に生ずる常緑性の多年草。根茎は短く,斜上し,株状に生育する。鱗片は線状披針形で黒褐色,中軸や羽軸にもまばらに残る。葉は叢生し,長さ 40 cm ばかりに達し,葉柄は表面が暗緑色で,背軸側は濃く褐色,長さ 10 - 25 cm。葉身は広披針形から狭楕円形,鋭頭 - 鋭尖頭,2 - 4回羽状複生,長さ 10 - 35 cm,羽片には柄があり,8 - 10 対,三角状卵形,鋭尖頭,中軸は暗褐色で鱗片がある。終裂片はくさび形,長さ4 - 7 mm,幅1.5 - 2.5 mm,前縁には小数の鈍歯がある。裂片はくさび形前縁には鈍鋸歯があり,他は全縁。葉質はかたく,表面は暗緑色,裏面は淡色。小脈は裂片に 1 - 3 個ある。中軸の表側は凹んで縁があるように見える。胞子嚢群は線形から長楕円形,長さ 1 - 3 mm,裂片に通常1個つく。 分布:本州(埼玉県および伊豆半島以西)・四国・九州,琉球諸島;朝鮮半島・台湾,中国 Asplenium チャセンシダ属: アオガネシダ イチョウシダ イヌチャセンシダ クモノスシダ クルマシダ コウザキシダ コタニワタリ コバノヒノキシダ シマタオオニワタリ チャセンシダ トキワトラノオ トラノオシダ ヌリトラノオ ヒノキシダ |
12-19-21 猪八重渓,宮崎県 |
12-19-21 猪八重渓,宮崎県 |
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