ミヤマニガイチゴ(深山苦苺) |
亜高山および高山の日当たりの良い林縁などに生育する落葉低木。50 - 100 cm。茎や枝は無毛で,小さな刺がある。葉は互生し,葉身は長さ4 - 10 cmの長卵形で,3深裂し,中央の裂片は大きく長くとがる。側裂片の先も尖る。基部はハート形または切形で,裂片の縁には重鋸歯がある。裏面は粉白色を帯び,脈や葉柄に小さな刺がある。葉柄は 3 - 8 cm、小刺がある。托葉は線形で長さ約1 cm。前年枝の葉腋から枝を出し,花を1 - 3 個つける。花は直径2 - 2.5 cm,花弁は白色で広楕円形。花後に直径1 - 1.5 cmの球形の集合果ができ,8 - 9月に赤く熟す。 花期:5 - 6 月 果期:8 - 9 月 分布:本州(近畿地方以北) Rubus キイチゴ属: オオバライチゴ オキナワバライチゴ クサイチゴ クマイチゴ コガネイチゴ コバノフユイチゴ ナガバモミジイチゴ ナワシロイチゴ ニガイチゴ ハスノハイチゴ バライチゴ ヒメバライチゴ フユイチゴ ベニバナイチゴ ホウロクイチゴ ミヤマニガイチゴ リュウキュウイチゴ |