ツルラン(鶴蘭)
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常緑の広葉樹林下に生育する多年草。偽球茎は球形。葉は3 -6個ついて,裏面に短毛があり,狭長楕円形または倒卵状形長楕円形,長さ20 - 50 cm,幅 8 - 15 cm,急鋭尖頭,基部には短い柄がある。花茎は基部の葉腋から出て,高さ40 - 80 cm,鱗片葉を数個まばらにつける。花茎の上部に密な笠状の総状花序を作り,20 -40個密に白色ないし帯紫紅色の花をつける。苞は狭卵形,長さ 20 mm,幅 8 - 10 mm,鋭頭。萼片は倒卵形で開出し,長さ 12 - 15 mm。側花弁は萼片と同長で,すこし幅が狭い。唇弁は萼片より長く,基部から3裂し,中裂片はさらに2裂し,大の字形になる。唇弁基部の中央に黄色の短い3条の突起がある。距は長さ 2 - 4 cmで先は反曲する。 花期:7 - 10月 分布:九州南部・屋久島・種子島・琉球・小笠原(南硫黄島),中国(本土・台湾)・マレーシア Calanthe エビネ属: エビネ オナガエビネ キエビネ キリシマエビネ キンセイラン サルメンエビネ タカネ ダルマエビネ ツルラン ナツエビネ レンギョウエビネ |
7月上旬 屋久島 |
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7月上旬 屋久島 |
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