キキョウ科 Campanulaceae

ハクサンシャジン(白山沙参)
Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. var. hakusanensis Kitam.

亜高山帯から高山帯の草地や礫地に生育する多年草。ツリガネニンジンの高山型。高さ30 - 50 cm。葉は4 - 6個が輪生し,無毛で無柄,両端がとがった長さ3 - 7 cm,幅1 - 2 cmの卵状披針形,縁には鋸歯がある。茎の中部の葉が一番大きく上部ほど小さい。茎の上部に淡紫色の花を下向きに3 - 6個ずつ3段程度輪生させる。花序の花柄は短く,花と密につける。花冠は長さ1.4 - 1.7 cmの広鐘形で,先端は5裂し,花柱は花冠から長く突き出る。花の色は薄紫で,ツリガネニンジンよりやや大きく密に付く。形は釣り鐘型で,先端は5裂し,雌しべの花柱が花弁から長く突き出す。雄ずいは5個。萼裂片は長さ約3 mmの線形で全縁。果実は扁球形のさく果。
花期:7 - 8月
分布:北海道・本州(中部以北)
Adenophora ツリガネニンジン属の花: サイヨウシャジン  シマシャジン  ソバナ  ツクシイワシャジン  ツリガネニンジン  ハクサンシャジン  ヒメシャジン  ミヤマシャジン  モイワシャジン  ヤチシャジン  リュウキュウシャジン 


10-7-12 11:25 神室山 標高 1330 m
秋田県湯沢市

10-7-12 11:25 神室山 標高 1330 m
秋田県湯沢市

10-7-12 11:14 神室山 標高 1330 m
秋田県湯沢市

10-7-12 11:13 神室山 標高 1340 m m
秋田県湯沢市
被子植物  生物