ウラシマソウ(浦島草) |
平地から低山地の野原,林縁,林中に生育する多年草。球茎は扁球形で,多数の子球をつける。偽茎は葉柄より短い。鱗片葉は2 - 3枚,葉は1 個が根生し,鳥足状に11 - 17個の小葉をつける。葉柄は太く,花茎より高く直立する。小葉は狭倒卵形,長楕円形または狭卵形で,鋭尖頭,全縁で,深緑色。葉柄の基部から花茎を出し,紫褐色の仏炎苞に包まれた肉穂花序に花をつける。雌雄異株。仏炎苞の特に内面は濃紫色で白条があり,筒部は白色を帯びて淡紫褐色。舷部は卵状披針形,長鋭尖頭,基部は少し耳状に開出し,中ほどから前方に曲がる。仏炎苞の中に多数の花をつけた肉穂花序があり,花序の先の付属体は紫黒色で,しだいに細くなって先は長く糸状に伸び,30 - 50 cm。付属体の下部はふくらむが,しわはない。 花期:4 - 5月 分布:北海道(日高・渡島)・本州・四国・九州(佐賀県) Arisaema テンナンショウ属: ウラシマソウ オモゴウテンナンショウ キシダマムシグサ キリシマテンナンショウ ツクシマムシグサ ナンゴクウラシマソウ ヒメウラシマソウ ミツバテンナンショウ ムサシアブミ ユキモチソウ |
4-29-22 大分県 |
4-29-22 大分県 |