サトイモ科 Araceae

ナンゴクウラシマソウ(南国浦島草)
Arisaema thunbergii Blume subsp. thunbergii

山地の林縁,林床に生育する多年草。地下茎は扁球形,少数の子球がつく。鱗片葉は2 - 3枚,葉は1個、葉鞘は長さ 4 - 14 cm,葉柄は長さ 17 - 40 cm,鳥足状に11 - 17個の細い小葉をつける。小葉は披針形,鋭尖頭,長さ 8 - 23 cm,全縁,しばしば中脈上に白い筋が入る。葉柄の基部から10 - 20 cmの花茎を出し,花序は葉よりも下に位置する。仏炎苞は暗紫色。内面は濃紫色で白条がある。仏炎苞は長さ 12 - 18 cm,暗紫色,筒部は白色を帯びて淡紫褐色,口辺部は開出し,舷部は3角状卵形から広卵形で,長鋭尖頭,基部は少し耳状に開出する。中ほどから前方に曲がる。肉穂は附属体をふくめて長さ 30 cm内外,基部は雌花群または雄花群。付属体は上部でしだいに細くなって長く糸状に伸び,仏炎苞の外に飛び出す。付属体下部は太く,淡黄白色で,多数のしわがある。
花期:3 - 5月
分布:本州(山口県)・四国・九州
Arisaema テンナンショウ属: ウラシマソウ  オモゴウテンナンショウ  キシダマムシグサ  キリシマテンナンショウ  ツクシマムシグサ  ナンゴクウラシマソウ  ヒメウラシマソウ  ミツバテンナンショウ  ムサシアブミ  ユキモチソウ 


5-4-22 下甑島,鹿児島県

5-4-22 下甑島,鹿児島県

5-4-22 下甑島,鹿児島県

5-4-22 下甑島,鹿児島県

5-4-22 下甑島,鹿児島県

5-4-22 下甑島,鹿児島県

5-8-22 黒岳男池,大分県

5-8-22 黒岳男池,大分県

5-8-22 黒岳男池,大分県

5-8-22 黒岳男池,大分県
被子植物  生物