オモゴウテンナンショウ(面河天南星) |
山地の林下に生育する多年草。葉は1個で,9 - 15個の小葉を鳥足状につける。小葉は線状長楕円形で,長さ 3 - 24 cm,鋭尖頭,全縁または細鋸歯がある。花序はやや前屈してつき,葉鞘から仏炎苞までの花柄の長さ 1 - 5 cm。仏炎苞は緑白色で細かい紫色斑があり,長さ 11 - 20 cm,口辺部は狭く開出する。舷部は汚緑色で紫色の紫色斑はなく,狭卵形または狭楕円形で,鋭頭または鈍頭,前に曲がって垂れ下がる。付属体は棒状で,基部はすこし太く,先端はやや膨れる。雌雄異株。 花期:5月 分布:本州(広島県・山口県)・四国(高知県・愛媛県) Arisaema テンナンショウ属: ウラシマソウ オモゴウテンナンショウ キシダマムシグサ キリシマテンナンショウ ツクシマムシグサ ナンゴクウラシマソウ ヒメウラシマソウ ミツバテンナンショウ ムサシアブミ ユキモチソウ |
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