キョウチクトウ科 Apocynaceae

イヨカズラ(伊予葛)
Vincetoxicum japonicum (C.Morren et Decne.) Decne.

海岸近くの草地に生育する多年草。茎は直立し高さ 30 - 80 cm,わずかに伏毛があり,先がつる状にのびることもある。葉は対生し,楕円形で,長さ 3 - 10 cm,幅 3 - 7 cm,先は短くとがり,基部は円く,短い葉柄があり,葉質はやや厚くて,表面には光沢があり,両面の脈上に短毛がある。上部の葉腋から花柄をだし,直径 8 mmほどの花を多数つける。花冠は無毛で淡黄白色,5深裂し,裂片はしばしば反り返る。花柱の周りの5個の副花冠は倒卵円形で直立し,ずい柱とほぼ同長。袋果は広披針形で長さ 4 - 6 cm,幅 1 - 1.5 cmで無毛。種子は広卵形で狭い翼があり,長さ 8 - 10 mm,先端に長い毛がある。
花期:5 - 7月 別名:スズメノオゴケ
分布:本州・四国・九州,小笠原諸島;朝鮮半島,中国
Vincetoxicum カモメヅル属: アオカモメヅル  アオタチカモメヅル  イヨカズラ  オオカモメヅル  クサタチバナ  クロバナロクオンソウ  コカモメヅル  スズサイコ  タチカモメヅル  ツクシガシワ  ツルモウリンカ  トキワカモメヅル  フナバラソウ  ホウヨカモメヅル  ロクオンソウ 


5-28-23 大分県

5-28-23 大分県

5-28-23 大分県

5-28-23 大分県

果実:9-24-23 屋久島,鹿児島県

果実:9-24-23 屋久島,鹿児島県

5-28-23 大分県

5-28-23 大分県

被子植物  生物