キョウチクトウ科 Apocynaceae

アオタチカモメヅル(青立鴎蔓)
Vincetoxicum glabrum (Nakai) Kitag. f. viridescens (Murata) Sugim.

やや湿った草原,湿原の周辺などに生育する多年草。茎は下部が直立し,先はつる状になって伸び,他の植物などにゆるやかに巻きつく。長さ 40 - 100 cm。葉は対生し,長楕円状披針形,長さ 3 - 11 cm,幅 1 - 4 cm,鋭頭,やや厚く,裏面には短毛があり,基部は円形 - 多少心形。葉柄は長さ 2 - 5 mm。花は上部の葉腋に群がってつく。萼裂片は長さ約 2 mm で少し毛がある。花冠は帯黄白色,無毛,先端が5つに分かれ,直径約 9 mm。卵状3角形の副花冠が雌ずいを取り囲む。袋果は広披針形で無毛,長さ 4 - 5 cm,幅 5 - 7 mm。
花期:7 - 9月 
分布:本州(近畿以西)・四国・九州
Vincetoxicum カモメヅル属: アオカモメヅル  アオタチカモメヅル  イヨカズラ  オオカモメヅル  クサタチバナ  クロバナロクオンソウ  コカモメヅル  スズサイコ  タチカモメヅル  ツクシガシワ  ツルモウリンカ  トキワカモメヅル  ナンゴクカモメヅル  フナバラソウ  ホウヨカモメヅル  ロクオンソウ 


6-19-22 大分県

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被子植物  生物