マイヅルテンナンショウ(舞鶴天南星) |
山中の湿草地に生育する多年草。高さ 60 - 120 cm。偽茎は高さ 30 - 70 cmで,葉柄および花序柄より長い。葉は1個,鳥足状に17 - 21枚の小葉をつける。小葉は狭倒卵形 - 線形で,全縁。頂小葉は両隣のものより著しく小さい。花は雌雄同株または雄株。花茎は高く伸長して,葉よりも高い位置に花序をつける。仏炎苞はふつう緑色,一部紫色を帯びる。舷部は広卵形で,基部はいちじるしく狭まり,先は尾状に伸び鋭くとがる。付属体は長さ20 - 30 cm,基部がやや太く,その上で前に曲がり,仏炎苞から突き出し,さらに上方に向かって長く伸び,ほぼ直立する。 花期:5 - 6月 分布:本州(岩手県 - 岡山県)・四国・九州;朝鮮半島南部,中国,台湾 Arisaema テンナンショウ属: ウラシマソウ オモゴウテンナンショウ キシダマムシグサ キリシマテンナンショウ ツクシマムシグサ ナンゴクウラシマソウ ヒメウラシマソウ マイヅルテンナンショウ マムシグサ ミツバテンナンショウ ミミガタテンナンショウ ムサシアブミ ユキモチソウ |