サトイモ科 Araceae

ミツバテンナンショウ (三つ葉天南星)
Arisaema ternatipartitum Makino

山地の林下(ブナ林の急傾斜岩礫地に多い)生育する多年草。球茎は扁球形で上部から根がでる。走出枝をだして,先に小さいいもがつく。鱗葉は2 - 3枚。葉鞘は高さ4 - 17 cm,茎葉は2個、無柄の3小葉をつける。小葉は卵形、鋭尖頭、縁に小鋸歯が密にある。花の色は紫褐色。葉鞘から仏炎苞までは長さ7 - 17 cm,仏炎苞は長さ9 - 15 cm,中場までは両側からまいて筒となる。舷部は卵形,下部は広がって広い耳状となる。それから上は前方に曲がり,鋭頭。肉穂は長さ4 - 8 cm,下部に雌花群または雄花群がある。雌雄偽異株で雄株から雌株に転換する。
花期:4 - 5月
分布:本州(静岡県)・四国・九州
Arisaema テンナンショウ属: ウラシマソウ  オモゴウテンナンショウ  キシダマムシグサ  キリシマテンナンショウ  ツクシマムシグサ  ナンゴクウラシマソウ  ヒメウラシマソウ  ミツバテンナンショウ  ムサシアブミ  ユキモチソウ 


5-4-07 11:08 三嶺・カヤハゲ 標高 1260 m
高知県香美市

5-4-07 11:08 三嶺・カヤハゲ 標高 1260 m
高知県香美市

4-17-11 8:51 鬼杉〜南岳・籠水峠分岐 標高860 m
福岡県田川郡添田町

4-17-11 8:51 鬼杉〜南岳・籠水峠分岐 標高860 m
福岡県田川郡添田町
被子植物  生物