キク科 Compositae

ノアザミ(野薊)
Cirsium japonicum Fisch. ex DC.

山野に生育する多年草。高さ 50 - 100 cm。茎は直立し,白毛が生えるが,密生するものからほとんど無毛のものまで変異が多い。葉は表面に多細胞の毛がまばらにはえ,裏面の脈上にも毛がある。根生葉は花期にも残り,羽状に中裂する。茎の中部の葉は基部で茎を抱き,刺針が鋭く,羽状に中裂する。頭花は紅紫色で直径 4 - 5 cm,枝先に上向きにつく。総苞は自然で幅 2 cm内外で,総苞片は6 - 7列で,外片は短く,先は短い刺針があって直立し,背部はふくれて粘着する。花冠は長さ18 - 22 mmで,狭筒部は他部より短い。そう果は長さ約3mm,灰褐色。冠毛は長さ約 1.5 cm。
花期:5 - 8月  英語名:Japanese thistle, tiger thistle
分布:本州・四国・九州;朝鮮半島,中国,台湾,ロシア,ベトナム 
Cirsium アザミ属: オイランアザミ  オニアザミ  センジョウアザミ  タイシャクアザミ  チシマアザミ  ツクシアザミ  ノアザミ  ノマアザミ  ビッチュウアザミ  ヒメアザミ  フジアザミ  モリアザミ  ヤナギアザミ 


6-18-17 倉木山,大分県

6-18-17 倉木山,大分県

5-13-12 小鹿山,大分県

5-13-12 小鹿山,大分県

5-13-12 小鹿山,大分県

5-13-12 小鹿山,大分県

シロバナノアザミ
6-5-05 浅間山,福岡県

シロバナノアザミ
6-5-05 浅間山,福岡県

シロバナノアザミ
6-5-05 浅間山,福岡県

シロバナノアザミ
6-5-05 浅間山,福岡県
被子植物  生物