キク科 Compositae

フジアザミ(富士薊)
Cirsium purpuratum (Maxim.) Matsum.

日当たりのよい低山帯から亜高山帯の砂礫地や河原に生育する多年草。高さ0.6-1mになる。根は太く,食用になる。葉は束生し,根生葉は花時も残っていて,幅15-30cm,長さ50-70cmの長楕円形で羽状に中裂する。先端は鋭頭,基部は次第に細まって柄になり,白いくも毛がある。縁には刺がある。茎葉は小さく目立たない。花茎は分枝し,頭花は枝の先端について下を向いて開き,日本のアザミの中では最大で,直径7-9cmにもなる。総苞は扁球形で直径6.5〜8.5cm,総苞片は幅5〜9mm で紫色,縁に小刺針があって反曲する。小花はすべて筒状花,花冠は紅紫色。そう果には長い冠毛がある。
花期:8 - 10月 
分布:本州(関東地方,中部地方)日本固有種
Cirsium アザミ属: オイランアザミ  オニアザミ  センジョウアザミ  タイシャクアザミ  チシマアザミ  ツクシアザミ  ノアザミ  ノマアザミ  ビッチュウアザミ  ヒメアザミ  フジアザミ  モリアザミ  ヤナギアザミ 


9-20-09 11:37 聖岳 標高 2105 m
静岡市葵区田代

9-20-09 11:37 聖岳 標高 2105 m
静岡市葵区田代
被子植物  生物