ハマウツボ科 Orobanchaceae

キタヨツバシオガマ(北四葉塩竈)
Pedicularis chamissonis Steven var. hokkaidoensis T.Shimizu

高山の草原に生育する多年草。高さ20 - 60 cm。葉は5 - 7枚が輪生し,長楕円状披針形で長さ 3 - 7.5 cm,幅 1 - 3.5 cm,羽状に全裂し,裂片は披針形でさらに羽状に深裂する。茎の上部に7 - 12段に重なった花穂をつけ,各段に4個ずつの花を輪生する。花序は長く,こまかい毛が密に生える。花柄は長さ 1.4 - 4 mmある。苞は葉ににているが小型。萼はふくらんだ筒状で先は浅く5裂する。花冠は紅紫色で長さ 17 - 20 mm,上唇は中部で曲がって先はくちばし状にとがり,下唇は広く開いてなかばまでほぼ同形の3片に裂ける。さく果は長さ 8 - 10 mm。
花期:7 - 8月
分布:北海道・本州(飯豊山以北)
Pedicularis シオガマギク属: エゾシオガマ  オニシオガマ  キタヨツバシオガマ  キバナシオガマ  クチバシシオガマ  シオガマギク  セリバシオガマ  ツクシシオガマ  トモエシオガマ  ミヤマシオガマ 


7-15-12 石狩岳,北海道

7-15-12 石狩岳,北海道

7-18-10 夕張岳 北海道夕張市

7-18-10 夕張岳 北海道夕張市
被子植物  生物