バラ科 Rosaceae

ワレモコウ(吾亦紅,吾木香)
Sanguisorba officinalis L.

山野の日当たりのよい草地に生育する多年草。高さ50 - 100 cm 。全体毛はなく,上部で分枝を繰り返す。地下に太い根茎があり,葉を根生する。葉は奇数羽状複葉で,根出葉は有柄で,5 - 11個の小葉からなり,小葉は楕円形 - 長楕円形,円頭で,長さ2.5 - 5 cm,基部は - 円形をなし,3角形のそろったあらい歯牙がある。小葉柄は長さ 6 - 30 mm。茎に付く葉は上部のものほど小葉の数は少なくなる。枝先に長さ1 - 2 cmの楕円形の直立した穂状花序をつける。花は暗紅紫色で,花序の上部の方から咲き始めて下へ咲き進む。萼裂片は4個で,広楕円形,花弁はない。雄ずいは4本,花糸は暗赤色で糸状,萼裂片とほぼ同長で,花外に長く出ず,葯は暗紫色。花床は高く,柱頭は頭状。草の形や葉の形に変化が多い。
花期:8 - 10 月
分布:北海道・本州・四国・九州;中国,シベリア,ヨーロッパ
Sanguisorba ワレモコウ属: ワレモコウ  ナガボノワレモコウ  コバナノワレモコウ  タカネトウウチソウ  リシリトウウチソウ  エゾトウウチソウ 


8-13-05 福万山 標高 1100 m,大分県玖珠町

8-13-05 福万山 標高 1100 m,大分県玖珠町

8-28-11 鞍岳 標高 790 m,熊本県菊池市

8-28-11 鞍岳 標高 790 m,熊本県菊池市

8-28-11 鞍岳 標高 790 m,熊本県菊池市
  

9-23-08 深入山 標高 1000 m,広島県安芸太田町

9-23-08 深入山 標高 1000 m,広島県安芸太田町

10-4-08 由布岳 標高 870 m,大分県湯布市

10-4-08 由布岳 標高 870 m,大分県湯布市

11-17-19 上段の野 標高 180 m,長崎県平戸市

11-17-19 上段の野 標高 180 m,長崎県平戸市

被子植物  生物