バラ科 Rosaceae

エゾトウウチソウ(蝦夷唐打草)
Sanguisorba japonensis (Makino) KudÔ

高山の湿った岩壁や,渓谷の岸上に生育する多年草。茎は無毛で,高さ40 - 100 cm,上部で分枝する。根出葉は長い柄があり, 9 - 11個の小葉からなる奇数羽状複葉で,小葉は長楕円形 - 卵状長楕円形で,基部は心形 - 円形,縁には粗い鋸歯がある。花は穂状に多数密につく。花穂は茎上部の枝先につき,花穂は長さ 7 - 25 cm,円柱形で垂れ下がる。花は紅紫色で直径約6mm,花弁はなく,基部の方から咲きはじめて,先の方に咲き進む。萼筒はやや4稜のある卵形で,密に毛があり,裂片は楕円形で展開する。雄ずいは 4 本,長さ 10 - 17 mm,花外に長く突き出し,花後も残る。花糸は扁平で,花糸の上部はやや幅広で,葯は帯黄色。花柱は突き出し,柱頭はふさ状をなす。
花期:7 - 9月
分布:北海道(日高山地)
Sanguisorba ワレモコウ属: ワレモコウ  ナガボノワレモコウ  コバナノワレモコウ  タカネトウウチソウ  リシリトウウチソウ  エゾトウウチソウ 


8-12-12 幌尻岳 標高 530 m,北海道平取町

8-12-12 幌尻岳 標高 530 m,北海道平取町

8-12-12 幌尻岳 標高 530 m,北海道平取町

8-12-12 幌尻岳 標高 530 m,北海道平取町

8-12-12 幌尻岳 標高 930 m,北海道平取町

8-12-12 幌尻岳 標高 930 m,北海道平取町

被子植物  生物