タデ科 Polygonaceae

ナガバノウナギツカミ(長葉の鰻攫)
Persicaria hastatosagittata (Makino) Nakai    

河畔や池畔,休耕田など水ぎわに生育する1年草。茎の下部は地をはい,上部は直立し高さ30 - 80 cmになり,まばらに下向きの刺がある。葉は互生し,長さ 6 - 12 cm,幅1 - 3.5 cm の線状惰円形 - 卵状長楕円形,中部以下の葉には約1 cm,長いものは3 cmの柄がつき,基部はほこ形または矢じり形,両面無毛で表面にはやや艶がある。托葉鞘は長さ 1 - 3 cm,筒形,膜質,暗赤色を帯び,先は切形で縁毛がある。花は枝先と上部の葉腋に短い総状花序に密に花をつける。花序の柄には密に赤色 - 暗褐色の腺毛がある。花被は長さ 3 - 4 mm,5深裂し,上部は紅色,下部は白色。雄ずい7個。そう果は3稜のある卵形,濃褐色で光沢があり,長さ 2.5 - 3 mm。
花期:9 - 10月
分布:本州・四国・九州;中国,台湾,ロシア
Persicaria イヌタデ属: イヌタデ  シロバナサクラタデ  ツルソバ  ナガバノウナギツカミ  ミゾソバ  ミヤマタニソバ 


8-28-22 北川湿原,宮崎県

8-28-22 北川湿原,宮崎県

8-28-22 北川湿原,宮崎県

8-28-22 北川湿原,宮崎県
被子植物  生物