タデ科 Polygonaceae

イヌタデ (犬蓼)
Persicaria longiseta (Bruijn) Kitag.    

路傍や原野・耕作放棄地などやや湿った半日陰に多く生育する1年草。茎の基部は横に這い,多く枝分かれして小さな集団を作る。茎の先はやや立ち,高さは20-50 cm。葉は長さ3 - 8 cmで広披針形。先端は次第に尖り,下部もゆっくりと細くなって短い葉柄につながる。葉の表面には,周辺にのみ毛が散生する。裏面は脈上に毛が多く,これも縁の方が多く,中心部ではやや少なくなる。托葉鞘は筒状で,外側にあらい毛があり,縁毛は長い。茎の先端から長さ1 - 5cmの穂を出し,花を密につける。花弁はなく,萼は紅色で5深裂する。表面にしわがないのがつぼみであり,稔ると表面にしわができる。
花期:6 - 11月    別名:アカマンマ
分布:北海道・本州・四国・九州, 琉球列島;千島,サハリン,朝鮮半島,中国。ヒマラヤ
Persicaria イヌタデ属: イヌタデ  シロバナサクラタデ  ツルソバ  ナガバノウナギツカミ  ミゾソバ  ミヤマタニソバ 


9-23-08 14:30 深入山 標高 965 m
広島県安芸太田町戸河内町

9-23-08 14:30 深入山 標高 965 m
広島県安芸太田町戸河内町
被子植物  生物