ケシ科 Papaveraceae

シロヤブケマン(白藪華鬘)
Corydalis incisa (Thunb.) Pers. f. pallescens Makino 

平地や山麓の日陰のやや湿った所に生育する2年草。茎は直立し高さ20 - 50 cm,無毛でやや稜がある。全体がやわらかく,傷つけるとやや悪臭がある。葉は長い葉柄があり,葉は2 - 3回羽状に細かく裂け,長さ3 - 8 cm。小葉は3出状〜羽状に分裂し,ややくさび形で欠刻がある。茎の上部に総状に多数の花をつける。苞は扇状くさび形 - 倒披針形,縁には欠刻がある。花柄は長さ 1 - 1.5 cm。花は白色で花弁の先端だけが紫色,長さ 1.2 - 1.8 cmの筒状で先は唇形となる。萼片は小さく,糸状に分裂する。さく果は線状長楕円形でやや幅が広く,長さ約15 mm,幅 3 - 3.5 mm。
花期:4 - 6月
分布:北海道・本州・四国・九州
Corydalis キケマン属の花: エゾエンゴサク  ジロボウエンゴサク  シロヤブケマン  ツクシキケマン  ナガミノツルケマン  フウロケマン  ミヤマキケマン  ムラサキケマン  ヤマエンゴサク 


4-28-19 鳴子川右岸 標高 945 m,大分県

4-28-19 鳴子川右岸 標高 945 m,大分県

3-21-19 剣立山 標高 60 m,北九州市

3-21-19 剣立山 標高 60 m,北九州市

4-21-18 石峰山 標高 225 m,北九州市

4-21-18 石峰山 標高 225 m,北九州市

被子植物  生物