ケシ科 Papaveraceae

ムラサキケマン(紫華鬘)
Corydalis incisa (Thunb.) Pers.  

平地や山麓の日陰のやや湿った所に生育する2年草。茎は直立し高さ20 - 50 cm,無毛でやや稜がある。全体がやわらかく,傷つけるとやや悪臭がある。葉は長い葉柄があり,葉は2 - 3回羽状に細かく裂け,長さ3 - 8 cm。小葉は3出状〜羽状に分裂し,ややくさび形で欠刻がある。茎の上部に総状に多数の花をつける。苞は扇状くさび形 - 倒披針形,縁には欠刻がある。花柄は長さ 1 - 1.5 cm。花は紅紫色,長さ 1.2 - 1.8 cmの筒状で先は唇形となる。萼片は小さく,糸状に分裂する。さく果は線状長楕円形でやや幅が広く,長さ約15 mm,幅 3 - 3.5 mm。種子は黒色平滑で光沢がある。先端に紫色があっての白花をシロヤブケマン C. incisa f. pallescens といい,完全な白花をユキヤブケマンという。
花期:4 - 6月
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄;台湾,中国
Corydalis キケマン属の花: エゾエンゴサク  ジロボウエンゴサク  シロヤブケマン  ツクシキケマン  ナガミノツルケマン  フウロケマン  ミヤマキケマン  ムラサキケマン  ヤマエンゴサク 


4-24-11 新立山 標高 90 m,福岡県宗像市

4-24-11 新立山 標高 90 m,福岡県宗像市

4-4-10 遠目山 標高 265 m,長崎県大村市

4-4-10 遠目山 標高 265 m,長崎県大村市

4-4-10 遠目山 標高 265 m,長崎県大村市

4-4-10 遠目山 標高 265 m,長崎県大村市

4-4-10 遠目山 標高 350 m,長崎県大村市

4-4-10 遠目山 標高 350 m,長崎県大村市

4-4-10 遠目山 標高 350 m,長崎県大村市

4-4-10 遠目山 標高 350 m,長崎県大村市

5-3-10 舟伏山 標高 950 m,岐阜県

5-3-10 舟伏山 標高 950 m,岐阜県

4-1-06 彦岳 標高 150 m,大分県

4-1-06 彦岳 標高 150 m,大分県

被子植物  生物