オシダ科　Dryopteridaceae ツルデンダ（蔓連朶） Polystichum craspedosorum (Maxim.) Diels

山林中のやや湿った岩上や斜面に生育する常緑性の多年草。石灰岩上に多い。根茎は直立し，褐色の鱗片に密に覆われる。葉柄は長さ2 - 6 cm，直径1 - 2 mm。葉の先端は次第に幅が狭くなり，先端は中軸だけになって先端に無性芽を形成する。葉柄や中軸の鱗片は披針形から線形，黄褐色から褐色，長さ 4 mmに達し，辺縁に毛がある。中肋や葉裏の鱗片は線形。葉身は単羽状複生，線状披針形，紙質，長さ12 - 20 cm，幅 2 - 3.5 cm。羽片はふつう20 - 35対つき，卵状長楕円形，鈍頭，基部は前側で切形，後ろ側でくさび形，短い柄があり，辺縁は浅い鋸歯があり，紙質，長さ1 - 3 cm，幅 2 - 5 mm，葉裏に線形の鱗片がある。胞子嚢群は羽片の上側の辺縁寄りに１列に並び，包膜は円形，宿存性，� 2 mmを越すこともある。 分布：北海道・本州・四国・九州（最南部を除く）；朝鮮半島，中国，ロシア東部 Polystichum イノデ属： オリヅルシダ　 ジュウモンジシダ　 タチデンダ　 ツルデンダ　 ヒメカナワラビ　 ミヤジマシダ

8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県	8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県
8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県	8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県
8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県	8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県
8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県	8-5-12 古処山　標高 760 m，福岡県
9-2-12 横倉山　標高 720 m，高知県	9-2-12 横倉山　標高 720 m，高知県

シダ植物　 生物