オリヅルシダ(折鶴羊歯) |
低山地の林下,特に海岸近くに生育する常緑性の多年草。根茎は塊状で短く,斜上または直立し,葉を叢生する。葉柄は長さ 15 - 35 cm,やや密に圧着するように鱗片をつける。葉柄基部の鱗片は披針形から三角状狭披針形,茶褐色,長さ 1 cmをこえることがあり,やや密につく。葉身は単羽状複生し,長さ 20 - 40 cm,幅 5 - 15 cm,羽片は三角状披針形でやや鎌状,長さ3.5 - 7 cm,幅0.7 - 1 cm,基部は前側にはっきりしたが耳辺があり,後ろ側はくさび形,辺縁はほぼ全縁か鋸歯縁,葉質は硬い紙質,灰緑色で光沢はなく,中軸は膜質の鱗片をつけ,長く伸長して,先端に無性芽がつく。葉裏に辺縁が不斉の小さな鱗片が散在する。胞子嚢群は葉脈に背生し,中肋の両側に1 - 3列に並び,包膜は円形で小さく,早落性。 本州(関東地方南部・伊豆半島・地方・山口県)・四国(瀬戸内側を除く海岸沿い)・九州 Polystichum イノデ属: オリヅルシダ ジュウモンジシダ タチデンダ ツルデンダ ヒメカナワラビ ミヤジマシダ |
6-3-13 牧ノ山 標高 290 m,佐賀県有田町 |
6-3-13 牧ノ山 標高 290 m,佐賀県有田町 |
6-3-13 牧ノ山 標高 290 m,佐賀県有田町 |
6-3-13 牧ノ山 標高 290 m,佐賀県有田町 |
10-3-21 宮崎県 |
10-3-21 宮崎県 |