ミヤジマシダ(宮島羊歯) |
山地で,林中の岩上や地上に生育する常緑性の多年草。根茎は短く,斜上し,塊状,鱗片をつける。鱗片は褐色から汚褐色,卵形で鋭尖頭,長さ 1 cmに達し,辺縁に鋸歯がある。葉柄下部の鱗片は褐色から汚褐色,卵形で鋭尖頭,葉柄上部から中軸のものは卵形鋭尖頭。葉柄は長さ20 - 40cm。葉身は単羽状複生,広披針形で長さ40 - 60cm,幅10 - 20cm。羽片は10 - 20対,短い柄があり,非相称の卵状三角形,鋭尖頭,基部は前側に耳状突起があり,後ろ側がくさび形,まれに耳状のこともあり,長さ7 - 15 cm,幅 2 - 2.7 cm,上部のものはしだいに小さくなり,頂羽片は分化しない。葉身の各軸や葉の裏面まで,小さな鱗片をつけ,羽片の辺縁には鋸歯がある。胞子嚢群は葉裏に散在するが,辺縁に分布が偏る。包膜は灰白色で全縁。 分布:九州(西,南部);中国南部 Polystichum イノデ属: オリヅルシダ ジュウモンジシダ タチデンダ ツルデンダ ヒメカナワラビ ミヤジマシダ |
9-24-06 加江田渓谷,宮崎市 |
9-24-06 加江田渓谷,宮崎市 |
11-30-14 猪八重渓谷,宮崎県日南市 |
11-30-14 猪八重渓谷,宮崎県日南市 |
10-3-21 加江田渓谷,宮崎市 |
10-3-21 加江田渓谷,宮崎市 |
10-3-21 加江田渓谷,宮崎市 |
10-3-21 加江田渓谷,宮崎市 |