ヒメカナワラビ(姫鉄蕨) |
山地の林下の斜面や岩場に生育する常緑性の多年草。根茎は短く,斜上し,鱗片がある。葉は叢生し,長さ 40 - 60 cm,葉柄と葉身はほぼ同長。葉柄は葉身とほぼ同長,長さ 60 cmに達する。葉柄や中軸には黒褐色 - 黒色・線状披針形 - 線形・辺縁に毛のある鱗片がやや密につく。葉身は2回羽状複生,披針形。葉質は硬紙質からやや革質。羽片は線状披針形,短い柄があり,基部は前側に耳状突起があり,後ろ側はくさび形,基部がもっとも幅広く,鋭尖頭の先端に向けてしだいに狭くなる。小羽片は先端が刺状,辺縁は全縁か浅裂する。裂片の先はとげ状にとがる。胞子嚢群は葉身の下部中軸寄りから外に向けてつきはじめ,小羽片の中肋にやや近くつき,包膜は円形,波状縁,中心部は濃い褐色。 分布:本州(福島県南端と関東地方以西)・四国・九州;朝鮮半島・中国(揚子江以南)・台湾・インドシナ Polystichum イノデ属: オリヅルシダ ジュウモンジシダ タチデンダ ツルデンダ ヒメカナワラビ ミヤジマシダ |
6-23-19 風連鍾乳洞 標高 150 m,大分県臼杵市 |
6-23-19 風連鍾乳洞 標高 150 m,大分県臼杵市 |
6-23-19 風連鍾乳洞 標高 150 m,大分県臼杵市 |
6-23-19 風連鍾乳洞 標高 150 m,大分県臼杵市 |