コバノカナワラビ(小葉の鉄蕨) |
山地のやや乾いた林床などに生育する常緑性の多年草。根茎は短く,横走または斜上し,線状披針形,褐色,鋭尖頭の鱗片をつける。葉柄は緑色 - わら色で,下部には褐色 - 黒褐色の鱗片が多い。葉身は4回羽状深裂,胞子葉はやや直立して高く,光沢があり,硬紙質 - 硬革質。羽片は上部に向かってしだいに短くなり,頂羽片というべきまとまりはなく,最下羽片の下向き小羽片は長い。羽片,小羽片には柄があり,裂片の鋸歯の先端は芒状。細い鱗片が葉脈にいたるまで各軸につくが,葉面は無毛。胞子嚢群は葉脈に背生,裂片の中肋近くにつき,包膜は円腎形,全縁で無毛。 分布:本州(関東地方以西)・四国・九州,琉球;朝鮮半島・中国・台湾,マレーシア - ニューギニア Arachniodes カナワラビ属: カナワラビ コバノカナワラビ ハカタシダ ホソバカナワラビ ナンゴクナライシダ ヒロハナライシダ リョウメンシダ |
11-30-14 猪八重渓谷 標高 150 m,宮崎県日南市北郷町 |
11-30-14 猪八重渓谷 標高 150 m,宮崎県日南市北郷町 |
11-30-14 猪八重渓谷 標高 150 m,宮崎県日南市北郷町 |
11-30-14 猪八重渓谷 標高 150 m,宮崎県日南市北郷町 |