ヒガンバナ科 Amaryllidaceae

ノビル(野蒜)
Allium macrostemon Bunge

畑や道ばた,土手などに生育する多年草。鱗茎は球形で径 1 - 2 cm,外鱗片は白膜質。晩秋から葉をだし冬を経る。根出葉は緑白色,長さ 25 - 30 cm,幅 2 - 3 mm,中空で,断面は三日月型,縦にすじがある。基部は白膜質で広がって鞘となる。茎葉は花茎の下部だけに2,3個つける。花茎は高さ 50 - 80 cm,茎頂に散形花序をつけるが,蕾は総苞に被われ,先はくちばし状を呈する。花と混じり,珠芽がつく。ときに珠芽だけで花のないものもある。苞は卵形,鋭尖頭,長さ 13 - 20 mm。花被片は6個,卵状長楕円形で長さ 4 - 6 mm,白色または淡紅紫色を帯び,やや平開する。雄ずいは6個,花被片よりはるかに長く,葯は淡紫色。花柱も花被片より長い。
花期:5 - 6月
分布:北海道・本州・四国・九州,琉球;朝鮮半島,台湾,中国
Allium ネギ属の花: (アマミヤマラッキョウ)  イトラッキョウ  キイイトラッキョウ  コシキイトラッキョウ  シロウマアサツキ  タマムラサキ  ノビル  ヤマラッキョウ 


6-18-23 秋吉台,山口県美祢市秋芳町

6-18-23 秋吉台,山口県美祢市秋芳町

6-18-23 秋吉台,山口県美祢市秋芳町

6-18-23 秋吉台,山口県美祢市秋芳町

6-8-14 秋吉台,山口県美祢市秋芳町

6-8-14 秋吉台,山口県美祢市秋芳町

6-8-14 秋吉台,山口県美祢市秋芳町

6-8-14 秋吉台,山口県美祢市秋芳町
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