キイイトラッキョウ(紀伊糸辣韮)
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川岸の岩上や岩間に生育する多年草。草丈は15 - 30 cm。鱗茎は長楕円形で細長く,長さ約2 cm。花茎と葉の束が独立。根出葉は長さ10 - 20 cm,径約1 mm,細い円柱形。断面は円形で中空。茎葉はない。高さ15 - 30 cmの花茎の茎頂に10 - 15個つき,横向きか斜め下向きに咲く。花は平開しない。花被は濃赤紫色で,子房も赤みを帯びる。外花被片も内花被片もボート型。雄ずいは長さ9 mmで,基部に歯牙がある。 花期:10 - 11月 分布:本州(和歌山,岐阜,愛知,山口) Allium ネギ属の花: (アマミヤマラッキョウ) イトラッキョウ キイイトラッキョウ コシキイトラッキョウ シロウマアサツキ タマムラサキ ノビル ヤマラッキョウ |