ナス科 Solanaceae

ヒロハフウリンホオズキ(広葉風鈴酸漿)
Physalis angulata L. var. angulata

畑や荒地に生育する1年草。熱帯アメリカ原産で温帯から熱帯にかけて広く帰化している。高さ 20 - 90 cm。茎は直立し,よく分枝し,枝を横に広がり,稜があって通常柔らかい毛が散生する。葉は互生し,葉身は卵形 - 広卵形,長さ 3 - 6 cm,幅 2 - 5 cm,先は尖り,基部は不等な楔形,不揃いな少数の鋭鋸歯があり,表面は無毛で,裏面脈上に短毛が生える。葉腋に5角形の杯形の花を横向き又はやや上向きに単生する。萼は鐘形,長さ約5 mm,10本の明らかな脈が縦に走り,無毛。花柄は長さ1 - 1.5 cm,無毛,始め緑色で,次第に脈が紫褐色を帯び,熟すと全体が紫褐色になる。花冠は長さ 4 - 12 mm,幅 6 - 12 mm,普通,花冠の奥が褐色を帯びるが,褐色の濃さには個体差がある。果実は直径 1.5 cmほどの球形で多汁,ホオズキ状の萼に包まれる。種子は長さ1 - 1.5 mm,扁平な卵形で淡黄色。
花期:8 - 10月  英語名:cutleaf groundcherry
分布:本州 - 沖縄,小笠原に帰化;北アメリカ原産
Physaliastrum イガホオズキ属: イガホオズキ  アオホオズキ 
Tubocapsicum ハダカホオズキ属: ハダカホオズキ 
Physalis ホオズキ属: ヒメセンナリホオズキ  ヒロハフウリンホオズキ 
Lycianthes メジロホオズキ属: メジロホオズキ 
Archiphysalis ヤマホオズキ属: ヤマホオズキ 


9-17-22 ひょうたん島公園横,佐賀県佐賀市

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