シモツケソウ(下野草) |
山地の向陽草地に生育する多年草。地下茎は短く丈夫で,高さ30 - 80 cmになる。葉は互生し,葉は 5 - 10 裂した掌状の奇数羽状複葉で,頂小葉が大きい。茎の下部の葉の側小葉は 8 - 10 対あって,卵形,長さ 5 - 30 mm,下部のものほど小さい。托葉はだ円形で膜質,茎に沿って直立する。茎頂又は上部の葉腋から出る散房状の総状花序に小さな淡紅色の花を多数つける。花は径 4 - 5 mm,萼裂片は反曲し,花弁は 4 - 5個,卵円形でいくらか歯牙がある。雄しべは多数,花糸が長い。そう果は左右から扁平な長楕円形で,無毛。 花期:6 - 8 月 別名:クサシモツケ 分布:本州(関東以西)・四国・九州 Filipendula シモツケソウ属: オニシモツケ シモツケソウ 比較:Spiraea シモツケ属: イブキシモツケ エゾノマルバシモツケ シモツケ ホザキシモツケ マルバシモツケ |