ツツジ科 Ericaceae

エゾノツガザクラ(蝦夷栂桜)
Phyllodoce caerulea (L.) Bab.

高山帯の適度に湿り気のある岩場や草地に群生する常緑小低木。高さは10 - 30 cm。茎は傾伏していて,途中から土に埋まっている葉は細くて硬く,密につく。葉の縁は内側に強く巻き込む重複葉。枝先に,6 - 8 mmほどのやや細長く壺形で紅紫色の花を咲かせる。花冠の先は浅く5裂し,反り返っている。花柄と花冠に腺毛がある。花柱が長く,花期の終わり頃には花冠から長く飛び出す。さく果に残る花柱は長い。アオノツガザクラと混生する場合も多く,両者の雑種が発生している。
花期:7 - 8 月  別名:エゾツガザクラ (Makino 1905) 英名:Blue mountainheath
分布:北海道・本州(東北地方北部);北半球の寒帯
ツツジ科 Ericaceae の落葉低木: アカモノ  イワナシ  イワヒゲ  コケモモ  コメバツガザクラ  チシマツガザクラ  ミネズオウ 
Phyllodoce ツガザクラ属: アオノツガザクラ  エゾノツガザクラ  ツガザクラ 


8-4-07 15:58 大雪山黒岳 標高 1890 m
北海道上川町
  

8-4-07 15:58 大雪山黒岳 標高 1890 m
北海道上川町
  

7-20-09 9:43 トムラウシ山山頂 標高 2140 m
北海道上川郡新得町屈足
  

7-20-09 9:43 トムラウシ山山頂 標高 2140 m
北海道上川郡新得町屈足
  

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