キンポウゲ科 Ranunculaceae

キクザキイチゲ(菊咲一華)
Anemone pseudoaltaica H.Hara

落葉広葉樹林の林床や渓谷の川原などに生育する多年草。草丈15 - 20 cm。地下茎から早春に茎を1本出し,3枚の葉を輪生させる。葉は2回羽状に分裂し,小葉は深裂する。裏面は緑色から紫色を帯びるものまである。花は直径は5 - 3cm。花弁はなく,花弁状の萼が10枚前後ある。花の色はほぼ白色に見えるものから薄く紫あるいは紅色を帯びる。落葉広葉樹や夏草が茂る前に葉を展開して花を咲かせ,緑が濃くなると夏眠して地上部はなくなる。
花期:3月 - 5月   別名:キクザキイチリンソウ
分布:北海道・本州(近畿以北・島根,岡山北部)
Anemone アネモネ属,イチリンソウ属: アズマイチゲ  イチリンソウ  エゾノハクサンイチゲ  キクザキイチゲ  ニリンソウ  ハクサンイチゲ  ヒメイチゲ  ヒロバヒメイチゲ  ユキワリイチゲ 


5-4-08 11:01 猿政山 標高 1220 m
島根県奥出雲町
  

5-4-08 11:01 猿政山 標高 1220 m
島根県奥出雲町
  

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