クサスギカズラ科 Asparagaceae オオナルコユリ（大鳴子百合） Polygonatum macranthum (Maxim.) Koidz.

山地の比較的明るい落葉林下に生育する多年草。根茎は屈曲して太く，直径3cmに達する。茎は円柱形で稜がなく，上部で弓状に曲がり，長さ 80 - 130 cmになる。葉は狭長だ円形から長だ円形，長さ 15 - 30 cm，両面無毛，鈍端，基部は短柄となる。葉腋から出た無毛で長さ0.8 - 2.3cmの細い花柄の先に， 2 - 4個の花を下垂する。苞はない。花被片6個が合着した花筒は長さ 2.5 - 3.5 cm，白色で先端部は緑色を帯びる。基部は急に狭くなって短柄となるが，太短くて明らかでないこともある。雄ずいは6個。花糸は花被に合着し，離生部は長さ0.7 - 1 cmの円柱形。基部は肥厚していぼ状突起が密生し上部は細く平滑。葯は長さ4.5 - 5.5 mm。雌ずいは1個で柱頭は3浅裂する。果実は直径0.8 - 1.2 cmの球形の液果で黒色に熟す。 花期：５ - ７月 分布：北海道・本州・四国・九州 Polygonatum アマドコロ属： アマドコロ　 ウスギワニグチソウ　 オオナルコユリ　 ナルコユリ　 ヒメイズイ　 ミドリヨウラク　 ミヤマナルコユリ

6-7-08　飯ヶ岳　標高 770 m，山口県山口市徳地	6-7-08　飯ヶ岳　標高 770 m，山口県山口市徳地
6-7-08　飯ヶ岳　標高 770 m，山口県山口市徳地	6-7-08　飯ヶ岳　標高 770 m，山口県山口市徳地

被子植物　 生物