ミドリヨウラク(緑瓔珞) |
山地の草原に生育する多年草。地下茎は横にのび,節間が長く,径 4 - 5 mm。茎は下部では円柱形,上部は稜角があり,弓状に曲がり,高さ 30 - 70 cm。葉は互生し,長楕円形または卵状楕円形,長さ 8 - 12 cm,幅 6 - 8 cm,先は鈍頭かわずかに尖がり,基部は円形,全縁,両面無毛,下面は粉白緑色,短柄がある。花は葉腋から2 - 4 cmの花序柄を出し,花序柄の先に 2 - 7個の苞をつけ,2 - 7個の花を散形状につける。苞は広披針形,膜質で1脈があり,長さ 5 - 10 mm,先がとがり,反曲する。花被片は6個で淡緑色,半分以上が合着し壷形花筒となり,長さ20 - 25 mm,花被の内面と花糸に長軟毛がある。液果は球形で径約10 mm,黒紫色に熟す。 花期:6月 分布:本州(中国地方)・四国・九州;朝鮮半島,中国(北東部) Polygonatum アマドコロ属: アマドコロ ウスギワニグチソウ オオナルコユリ ナルコユリ ヒメイズイ ミドリヨウラク ミヤマナルコユリ |
6-12-22 九重,大分県 |
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