クサスギカズラ科 Asparagaceae

ミヤマナルコユリ(深山鳴子百合)
Polygonatum lasianthum Maxim.

山野の林内に生育する多年草。根茎は白色多肉で肥厚している。茎は高さ30 - 60 cm,無毛,稜角があり,上部は斜上する。上から見た時,茎が葉の付け根ごとにわずかに稲妻形になる。葉は互生し,卵形または長楕円形で長さ 6 - 10 cm,短い柄があり,両面無毛,裏面は粉白を帯びることが多い。花柄は葉腋から斜上して2 - 3に枝分かれし,先端に白い筒状の花を下垂する。花は長さ 1.7 - 2 cmで,基部 0.5 mm ほどが短柄となる。先は緑色を帯び,6浅裂し,裂片は反り返らず,先に小突起がある。内面は短毛がある。雄しべの花糸は中部まで花筒に合着し,白色軟毛が密生する。花柱は無毛,先は分裂しない。液果は球形で直径 8 - 10 mm,黒紫色に熟す。
花期:5 - 6 月
分布:北海道・本州・四国・九州
Polygonatum アマドコロ属: アマドコロ  ウスギワニグチソウ  オオナルコユリ  ナルコユリ  ヒメイズイ  ミドリヨウラク  ミヤマナルコユリ 


6-4-06 十方山 標高 700 m 広島県

6-4-06 十方山 標高 700 m 広島県

6-4-06 十方山 標高 700 m 広島県

6-4-06 十方山 標高 700 m 広島県

6-15-14 吉和冠山 標高 1320 m 広島県

6-15-14 吉和冠山 標高 1320 m 広島県

6-15-14 吉和冠山 標高 1320 m 広島県

6-15-14 吉和冠山 標高 1320 m 広島県

被子植物  生物