ハマウツボ科 Orobanchaceae

オニシオガマ(鬼塩釜) Pedicularis nipponica Makino

深山の沢沿いなどの湿地に生育する半寄生の多年草。茎は直立して高さ40 - 100 cmになる。茎や葉に白色の軟毛がやや密にはえる。葉は対生する。4 - 6 枚の大形の根出葉があり,葉柄は10 - 30 cm,葉身は長卵形で長さ10 - 30 cm,幅 5 - 12 cm,羽状に全裂し,裂片は広披針形で深く裂ける。茎葉は小さく羽状に裂けない。茎頂に10 - 20 cmの花穂を作り桃色の唇形の花を下段から上段につける。花冠は長さ3.5 - 4cm。苞は卵円形で柄がなく,長さ幅ともに7 - 12 mm。萼は鐘形で先は五裂し,やや密に白毛がはえる。さく果は不整な卵円形で先端は嘴状にとがり,長さ,幅ともに12 - 13 mm。
花期:8-9月
分布:本州(石川県から秋田県の日本海側)
Pedicularis シオガマギク属: エゾシオガマ  オニシオガマ  キタヨツバシオガマ  キバナシオガマ  クチバシシオガマ  シオガマギク  セリバシオガマ  ツクシシオガマ  トモエシオガマ  ミヤマシオガマ 


9-21-15 13:49 御池ウサギ田代 標高1440 m
福島県南会津郡檜枝岐村 

9-21-15 13:49 御池ウサギ田代 標高1440 m
福島県南会津郡檜枝岐村 
被子植物  生物