ホングウシダ科 Lindsaeaceae

ホラシノブ(洞忍)
Odontosoria chinensis (L.) J.Sm.

丘陵や低山の比較的日当たり良い路傍の斜面などに生育する常緑性の多年草。根茎は短く匍匐し,径 3 - 4 mm,不規則に分岐し,葉を数枚叢生する。根茎の鱗片は光沢のある褐色から赤褐色,幅 0.3 - 0.5 mm,長さ 2 - 3 mm。葉柄は長さ 5 - 35 cm, 葉身より短く,緑色から黄緑色,基部は褐色か赤色で,まばらに鱗片をつける。葉身は3 - 4回羽状複葉,長楕円状披針形,長さ 15 - 60 cm,幅 5 - 20 cm,中間で幅が最も広く,先は尖り,基部は広い楔形,葉質は通常やや厚く堅い草質,黄緑色から緑色,紅紫色をおびることがあり,冬期に紅葉することがある。羽片は15 - 20対つき,卵状披針形,先が尖り,短い柄がある。下部1 - 2対の羽片は少し短くなる。裂片は狭いくさび形,多少幅広くなることもある。胞子嚢群は裂片の辺縁に爪状につく。
分布:本州(福島,新潟県以西)・四国・九州,沖縄;朝鮮半島,中国,台湾,インド - ポリネシア
Lindsaeaceae ホングウシダ科: ホングウシダ  サイゴクホングウシダ  エダウチホングウシダ  ホラシノブ 


11-7-21 琴海楠原 標高 400 m,長崎県

11-7-21 琴海楠原 標高 400 m,長崎県

11-7-21 琴海楠原 標高 400 m,長崎県

11-7-21 琴海楠原 標高 400 m,長崎県

12-28-14 内住峡 標高 280 m,福岡県飯塚市

12-28-14 内住峡 標高 280 m,福岡県飯塚市

1-8-05 障子ガ岳 標高 60 m,福岡県飯塚市

12-28-14 内住峡 標高 280 m,福岡県飯塚市

シダ植物  生物

最終更新日:1-26-22