ウラジロ(裏白)
|
山地の斜面,林縁に生育する常緑性の中型シダ。根茎は長く地中を匍匐して堅く,黒褐色で縁毛のある鱗片をやや密につける。葉柄は黄緑色 - 緑色,平滑で長さ 30 - 100 cm,太さ4 - 6 mm。葉は3回羽状深裂,葉身は葉柄の上端で見かけは叉状分岐して無限成長するため不定形。羽片は披針形から長楕円状披針形,長さ 50 - 100 cm,幅 20 - 30 cm,紙質で,裏面は白く,星状毛がある。羽片の間に休止芽をつけ,翌春になると,休止芽は伸びる。小羽片は無柄,ほぼ線形,開出してつき,長さ 10 - 20 cm,幅 8 - 30 mm,羽状に深裂。裂片は線形,全縁,鈍頭または円頭,幅約 3 mm,中肋と75 - 85度で交わる。胞子嚢群は縁と中肋の中間につき,胞子嚢は 3 - 4個,包膜は無い。 分布:本州(新潟県・山形県以南)・四国・九州,琉球;朝鮮半島南部,台湾,中国,インドシナ,タイ,インド Gleicheniaceae ウラジロ科: Diplopterygium ウラジロ属: ウラジロ カネコシダ Dicranopteris コシダ属: コシダ |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |
![]() 12-22-24 黒髪山,佐賀県 |