コシダ(小羊歯)
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山地の斜面,林縁に生育する常緑性の中型シダ。根茎は長く地中を匍匐して堅く,赤褐色のあらい毛がある。葉柄は長さ20 - 100 cm,径2 - 3 mm,黄緑色 - 赤褐色,鱗片はなく,赤褐色の毛がある。葉は2分岐を1 - 3回繰り返し,節に1対の托葉状の羽片つける。最終の羽片は長さ15 - 25 cm,幅 4 - 8 cm。 羽片は硬く,黄緑色,裏面は粉白色。鱗片は無く,葉縁や葉脈に赤褐色の毛はまばらに生え,早落性の毛が落ちると光沢がある。裂片は線形,幅 3 - 4 mm,ほぼ水平に開出し,全縁,鈍頭または凹頭。胞子嚢群は中肋と辺縁の中間に1列に並び,胞子嚢は5 - 8個。 英語名:scrambling fern 分布:本州(福島県以南)・四国・九州,沖縄;中国,台湾,インド,ネパール,スリランカ,マレーシア,タイ,ベトナム,インドネシア,オーストラリア Gleicheniaceae ウラジロ科: Diplopterygium ウラジロ属: ウラジロ カネコシダ Dicranopteris コシダ属: コシダ |
![]() 1-8-05 障子ガ岳,福岡県 |
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