ラン科 Orchidaceae

ツチアケビ (土通草)
Cyrtosia septentrionalis (Rchb.f.) Garay

落葉樹林下またはサササ原の中に生育する多年草。腐生菌ナラタケと共生する腐生植物。根茎は太く長く,横にはい,地上茎は高さ 50 - 100 cm,全体が黄褐色,茎は太く,小さなりん片葉がつき,上部はまばらに分枝する。複総状花序に花を多数つける。花は直径2 - 3 cm,黄褐色で半開し,萼片は長楕円形で,長さ15 - 20 mm,側花弁は長楕円形で,長さ15 - 20 mm。唇弁は広卵形,肉質,萼片よりすこし短く,縁は細かく分裂し,内面にはとさか状の線条がある。ずい柱は長くてやや内曲する。果実は紅色,長さ 6 - 10 cmのウィンナーソーセージ様で,下垂する。
花期:6 - 7 月
分布:北海道・本州・四国・九州,沖縄
Galeola ツチアケビ属 (synonym) : タカツルラン  ツチアケビ 


6-30-24 北方町上鹿川,宮崎県延岡市

6-30-24 北方町上鹿川,宮崎県延岡市

6-30-24 北方町上鹿川,宮崎県延岡市

6-30-24 北方町上鹿川,宮崎県延岡市

7-29-12 黒岳かくし水,大分県

7-29-12 黒岳かくし水,大分県

8-31-08 蕎麦ヶ岳,山口県

8-31-08 蕎麦ヶ岳,山口県
被子植物  生物