ラン科 Orchidaceae

マツラン(松蘭)
Gastrochilus matsuran (Makino) Schltr.

針葉樹と広葉樹の樹幹に着生する常緑の多年草。多数のやや太い糸状の根がある。茎は細く,長さ 1 - 3 cm,葉は2列に密に互生し,革質,狭長楕円形または線状楕円形,肉厚で,わずかに鎌状に弯曲し,長さ 7 - 20 mm,幅3 - 5 mm。鈍頭で暗紫色の斑点があり,中肋は表面では陥入し,裏面では隆起する。花茎を葉腋から出し,長さ8 - 10 mmの花序を作り,2 - 4個の花をつける。花は径約5 mm,黄緑色の地に紫紅色の斑点がある。苞は3角形,長さ0.5 - 1 mmで鈍頭。花被片は狭長楕円形で長さ 3 - 3.5 mm,鈍頭で平開する。唇弁は基部に胞状の距があり,舷部は腎形。蕊柱は短い。果実は倒卵状長だ円形で長さ約1 cm,短い柄がある。
花期:5 - 6月 別名:ベニカヤラン(紅榧蘭)
分布:本州(宮城県以南の太平洋側)・四国・九州
Gastrochilus カシノキラン属: カシノキラン  マツラン  モミラン 


マツラン

4-23-17 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川

4-29-16 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川

4-29-16 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川

4-29-16 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川

4-29-16 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川

4-29-16 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川

4-12-15 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川

4-12-15 三段峡
広島県山県郡安芸太田町横川
被子植物  生物