ラン科 Orchidaceae

カシノキラン (樫の木蘭)
Gastrochilus japonicus (Makino) Schltr.

常緑広葉樹林の樹幹に着生する常緑の多年草。斜上する短い茎から細長い気根が伸び,植物体を支える。葉は革質で5 - 15枚,2列に互生し,狭楕円形で長さ3 - 8 cm,幅6 - 15 mm,やや鋭頭,中肋は裏面に突出し,基部は次第に細くなって鞘となり茎を包む。花茎は葉腋の下に垂れ下がって,総状花序に4 - 10個の淡黄色の平開する花を密に咲かす。苞は3角形,長さ1 - 2 mm。萼片と側花弁は同形,狭楕円形で鈍頭,長さ約4 mm。舷部は倒3角状で平坦,縁は細歯があり鈍頭,細紫点がある。唇弁はの基部は大型の胞となり,内面に暗紅褐色の着色がある。花粉塊は長い柄の先に2個つく。果実は開出し狭楕円形で長さ約2 cm。
花期:7 - 8月 英名:Yellow pine orchid
分布:本州(千葉県以南)・四国・九州,奄美大島,徳之島,屋久島,沖縄
Gastrochilus カシノキラン属: カシノキラン  マツラン  モミラン 

8-2-15 宮崎県南部・照葉樹林

8-2-15 宮崎県南部・照葉樹林

7-27-14 霧島御池,宮崎県都城市御池町

7-27-14 霧島御池,宮崎県都城市御池町

7-27-14 霧島御池,宮崎県都城市御池町

7-27-14 霧島御池,宮崎県都城市御池町

7-27-14 霧島御池,宮崎県都城市御池町

7-27-14 霧島御池,宮崎県都城市御池町

9-14-14 宮崎県南部・照葉樹林

9-14-14 宮崎県南部・照葉樹林

9-14-14 宮崎県南部・照葉樹林

9-14-14 宮崎県南部・照葉樹林

9-14-14 宮崎県南部・照葉樹林

9-14-14 宮崎県南部・照葉樹林
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