コフタバラン(小双葉蘭) |
亜高山帯の針葉樹林下に生育する多年草。茎は細く直立し,高さ10 - 20 cm。中ほどに2枚の葉が対生状につく。葉より下部の茎は無毛,葉から上の花茎にはまばらに毛がある。葉は3角形,基部は鈍なくさび形,縁は緩く波打ち,長さ幅ともに1 - 2 cm,無毛。花は緑黄色で,5 -10個がまばらにつく。がく片は長さ1.5 - 2 mm,開出して狭長だ円形で鈍頭。苞は3角状卵形でやや鋭頭,開出し長さ約1 mm。開花後すぐに子房が膨らむ。萼片は長楕円形で鈍頭,長さ1.5 - 2 mm。側花弁は卵形で,萼片と同長。唇弁は平開し,長さ3 - 4 mm,先端は2深裂し広く開き,裂片は線形で鋭頭。基部に斜開する小裂片がある。果実は球形で,長さ3 - 4 mm,2 mmの内外の柄がある。 九州では宮崎県北部でのみ,その生育が報告されている(南谷 2000)。 花期:6 - 8月 分布:北海道・本州(中北部)・四国・九州(宮崎県),千島;サハリン Neottia サカネラン属: カイサカネラン サカネラン ヒメムヨウラン <フタバラン> ==比 較== アオフタバラン コフタバラン タカネフタバラン ヒメフタバラン ミヤマフタバラン |
5-14-23 大分県 |
5-14-23 大分県 |
5-14-23 大分県 |
5-14-23 大分県 |
2022年5月下旬,大分県 |
2022年5月下旬,大分県 |
2015年7月中旬 道東 |
2015年7月中旬 道東 |
2015年7月中旬 道東 |
2015年7月中旬 道東 |
2015年7月中旬 道東 |
2015年7月中旬 道東 |
2015年7月中旬 道東 |
2015年7月中旬 道東 |