ラン科 Orchidaceae

カキラン(柿蘭)
Epipactis thunbergii A.Gray

日当たりのよい湿地に生育する多年草。根茎は横に這う。茎の基部は紫色を帯び少数の鞘状葉に包まれる。茎は高さ 30 - 70 cm。葉は5 - 10個が互生し,狭卵形。長さ7 - 12 cm,幅2 - 4 cmでいちじるしい縦脈がある。基部は短い鞘状になって茎を抱く。花は黄褐色で,茎の上部に総状に5 - 20個つく。萼片は緑褐色,狭長卵形で鋭頭,長さ12 - 15 mm。側花弁は橙黄色,卵形,鈍頭で,長さ12 - 15 mm。唇弁は白色,内面に紅紫色斑があり,側花弁と同長。関節によって2つに分かれる。子房は柄があり,果実は紡錘形のさく果,下垂し長さ 2 - 2.5 cm。
花期:6 - 8 月
分布:北海道・本州・四国・九州,伊豆諸島;朝鮮半島,中国東北部,ウスリー
Epipactis カキラン属: エゾスズラン  カキラン  イソマカキラン 

6-28-20 平尾台 標高 480 m,福岡県

6-28-20 平尾台 標高 480 m,福岡県

6-28-20 平尾台 標高 480 m,福岡県

6-28-20 平尾台 標高 480 m,福岡県

6-17-07 樫原湿原 標高 580 m, 佐賀県唐津市

6-17-07 樫原湿原 標高 580 m, 佐賀県唐津市
被子植物  生物