ヘツカラン (辺塚蘭) |
常緑樹林帯の樹上に着生する多年草。葉は束生し,線形で弯曲し,革質,光沢がある。長さ 30 - 50 cm,幅 10 - 13 mm,鋭尖頭。花茎は10 - 15 cm。偽球茎の側方から出て弓状に下垂し,疎らに十数個の花をつける。苞は披針形,長さ 5 - 8 mm,鋭尖頭。萼片は倒披針形,長さ 3 - 3.2 cm,幅 5 mmで鋭頭。側花弁は萼片と同形で同色,やや短い。3枚の萼片と側花弁は白く、中央に幅広い暗紅紫色の条が入る。唇弁は下垂し,暗紅紫色で長さ2 cm,上方が浅く3裂し,側裂片は小型で鈍頭,中裂片は反曲し,内面中央に黄橙色の2本のうねがある。ずい柱はやや湾曲し,長さ 13 mm,暗紫色。花粉塊は2個。果実は紡錘形で先にずい柱がのこり,長さ2 cm内外の柄を含めて 6 - 7 cm。 花期:10 - 11月 分布:九州南部(甑島・大隅半島)・種子島・沖縄 Cymbidium シュンラン属 キンリョウヘン シュンラン ナギラン ヘツカラン マヤラン |
11-2-14 鹿児島県肝属郡南大隅町 |
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