サルトリイバラ科 Smilacaceae

シオデ(牛尾菜)
Smilax riparia A.DC.      

山野に生育する多年草。茎は綾があり,つる状に長くのび,巻きひげで,他物にからまる。葉は互生し,卵状長楕円形,長さ 5 - 15 cm,幅 2.5 - 3.5 cm,鋭尖頭,基部浅く心形,全縁,上面無毛,下面無毛または短毛を散生し,基部は円心形,葉柄は長さ1 - 2.5 cmで,基部に托葉の変形した巻ひげがある。雌雄異株。葉腋に球形の散形花序が出て,小さな花を15 - 20個つける。総苞片は少数,披針形,長さ 1.5 - 2 mm,花は淡黄緑色。雄花の花被片は6,線状長楕円形,長さ 4 - 5 mm,そり返る。雄ずいは6個,葯は長さ約1.5 mm,細く,釣針状に曲がる。雌花の花被片は長楕円形で長さ 2 - 2.5 mm,やはり反りかえる。雌花の花被片は6,長楕円形,長さ 2 - 2.5 mm,そり返る。花柱はほとんどなく,緑色の子房の上に3裂してそり返った柱頭がのる。果実は直径7 - 9 mm,球形の液果で黒く熟す。
花期:7 - 8月
分布:北海道・本州・四国・九州;朝鮮半島,中国,ウスリー
Smilax シオデ属: サツマサンキライ  サルトリイバラ  シオデ  タチシオデ 

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-31-22 八幡湿原,広島県

7-17-22 島根県

7-17-22 島根県

7-17-22 島根県

7-17-22 島根県

被子植物  生物