キク科 Compositae

モクビャッコウ(木白虹)
Artemisia chinensis L.

海岸の石灰岩または隆起サンゴ礁の上に生育する常緑性小低木。高さ 30 - 100 cm。茎はよく分枝し,太いものでは径 3 cmにもなって木化し,全体に灰白色の短毛が密生する。葉は枝の頂端付近に集まって互生し,長さ2 - 5 cm,下部のものは長楕円状倒卵形で羽状深裂または3 - 5裂し,上部の花序の葉は狭倒披針形で全縁,両面に灰白色の短毛が密生する。葉腋につく総状 - 円錐状花序に花を多数咲かせる。頭花は球形で径 4 - 5 mm。周縁花と中心花はともに黄色の筒状花で,特有の臭気がある。総苞は半円形で,長さ3 mm,幅7 mm,総苞片は3列で楕円形。
花期:10 - 12月
分布:悪石島以南 - 琉球列島,南硫黄島(小笠原);台湾,中国(南部)
Artemisia ヨモギ属: オトコヨモギ  カワラヨモギ  サマニヨモギ  タカネヨモギ  フクド  モクビャッコウ 


12-9-18 沖縄本島

12-9-18 沖縄本島

12-9-18 沖縄本島

12-9-18 沖縄本島
被子植物  生物