リンドウ(竜胆) |
山地の草原や湿原に生育する多年草。高さ 20 - 80 cm。茎は直立または斜上し,4条線がある。葉は対生して,無柄,卵状披針形,長さ3 - 8 cm,表面は緑色,裏面は淡緑色,先は長く尖り,基部は円く,茎を抱き,縁には細かい突起があってややざらつく。茎頂や上部の葉腋に筒状鐘形の花をつける。花は天気の悪い時や夜は閉じる。萼筒は長さ12 - 18 mm,5中裂し裂片はやや不同で線状披針形。花冠は長さ4 - 5cm,紫色,内面に茶褐色の斑点があり,先は5裂し,裂片の間に副片がある。柱頭は2裂し,雄ずいは5個。さく果は枯れた萼に包まれ,熟すと2裂する。種子は紡錘形で,両端に短い尾がある。 花期:10 - 11 月 英名:scabrous gentian 分布:本州・四国・九州 Gentiana リンドウ属の花: エゾオヤマリンドウ クモイリンドウ トウヤクリンドウ ハルリンドウ フデリンドウ ミヤマリンドウ リシリリンドウ リンドウ |